idea factory from newspaper 2003 8 1

代替エネルギー(alternate energy)
 代替エネルギーというと、石油依存体質を改めるという意味かもしれない。
原子力発電とか、太陽光発電とか、風力発電でしょうか。
しかし、石油依存体質というのは、正しい見方とは言えない。
正確には、電力依存体質と言った方がよい。
石油の供給が止まっても、すぐには困らないが、
電力の供給が止まれば、すぐ困る。
石油に依存しすぎていると主張する者は多いが、
電力に依存しすぎていると主張する者はいない。
しかし、石油依存度より、電力依存度の方が高い。
電力に代わる代替エネルギーを考える必要があるが、
これは、将来の課題としておいて、
電力の融通制度を考える必要がある。
たとえば、東京電力が天災等のダメージを受けて、電力供給が困難になっても、
中部電力が関東エリアの電力をカバーするというシステムを作る必要がある。
電力会社は、自分の供給エリアだけの電力供給を考えるのではなく、
他の電力会社へ十分な電力が供給できる体制を作る必要がある。
 こう書くと、日本は、天災が多くて大変だと、外国の人達は考えるでしょうが、
これは、対岸の火事では終わりません。
むしろ、日本は、歴史的に地震等の天災が多く、
こういう天災に対して、ノウハウがあります。
だから、日本は、天災があっても、軽症で済むのです。
 問題は、今まで、天災が少なかった地域、天災が少なかった国、
こうしたところに、地震などの天災が起きると、大きな被害が起きるのです。
日本をモデルケースとして、学ぶべきです。
今まで、地震のなかった国の地域で、地震が起きます。

地鳴り(earth sounds)
 宮城県連続地震の関係で、今でも、地鳴りが頻繁に起きているという。
記事によると、
遠くから地下鉄のような「ゴー」という地鳴り。
急速に近づき体育館全体が、ガタガタと揺れた。
地鳴りは頻繁に来る。
31日午前4時、いきなり真下に「地下鉄」が来た。
次の瞬間、「ドン」という音と共に、
床が真上に押し上げられる衝撃。
これを他の国は、参考にすべきです。
日本は、地震に対するノウハウがありますので、軽症で済みます。